入社のきっかけ
私は高校で建築を専攻していた事もあり、将来は建築関係の仕車に携わりたいと思っていました。建築といっても設計・管理・施工と多岐にわたってありますが、私は直接工事に携われる施工関係に進む事にして数社の求人票を選び会社訪問をしました。私は特に建物の骨組みを形成する鉄筋工事に興味をもち弊社の見学会に参加しました。本社では各現場の責任者が躯体図(施工図の一種)から鉄筋の納まり図を作成検討したのち鉄筋を組み立てる施工図を作成していました。
たまたまその責任者の方とお話をする事ができその際「鉄筋工事とは建物の骨組を造る仕事でまたそこに暮らす人達の命を守る仕事だと思っています」と自信を持って云っていた事が非常に印象に残り、またその事に直接関わる事が出来る鉄筋工事業のスチール・ワンに入社する事を決めました。
仕事のやりがい
私もこの仕事に携わって長いですが今でも変わらない事は、鉄筋工事が完了して最終検査に合格した後躯体のコンクリートを打設出来る様になったときの達成感です。仮設工事、 型枠工事、鉄筋工事とタスキを繋いでコンクリート工事を迎える事。当たり前の事かもしれませんがここには大勢の人が関わり、いろいろな議論を重ね現代のIT社会とは逆行するかもしれませんがマンパワー(人の力)の凄さを感じる事の出来る仕事だと思っています。不可能な事がないデジタルな社会で少し不便さを感じるアナログ的なギャップが余計いいのかもしれませんね。
これからについて
建設業はアナログ的な要素が多い業界だとは思いますが、その事を少しずつでも脱却していく必要があると思います。鉄筋工事業界に於いては拾い出しと称する施工図の作成業務です。各会社でそれぞれ格差はあると思いますが、そのほとんどが現場責任者の労力で成り立っているのが現状です。その内容も手書きの図面、CADでの作成図面、ソフトを使用した図面であったり、詳細な納まり図があったり無かったり、作業手順書を作ったり作らなかったりと様々なのが現状だと思います。その事を統一出来れば現場責任者の労力の軽減、 鉄筋工事の円滑な施工に間違いなく繋がると思っています。今後はオンラインによるデータのやり取りを増やす事による業界のスマート化させる事に今後は少しでも携わっていければと思っています。